色丹島で幻の花が咲き始めた クリル諸島固有種のカタオカソウ

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2020/5/1

小クリル自然保護区に含まれる色丹島で、サハリンのレッドデータブックにも搭載されている希少種カタオカソウが花を咲かせた。キンポウゲ科に属し、クリル諸島に生育する固有種である。花の高さは平均15㎝、大きなもので23㎝になる。クリル特有の霧がかかる春先に、岩の斜面に咲き始める。花びらは露をまとい、神秘的に見える。生育地が狭く限られているためレッドデータブックに載せられた。オキナグサ属40種の中で、最もエキゾチックな花だが、有毒なため、動物は素通りする。別名眠り草とも呼ばれ、睡眠薬や鎮静剤として使用される。茎から出る液は皮膚に付着すると激しい刺激や不快感を引き起こすことがある。

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