❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/5/12
2007年から毎年、択捉島を訪れ島民の診察を行ってきたボランティア医師団「ロシアのフロンティア」が、コロナウイルス感染拡大の影響で5月13日から予定していた今年の訪問診療を延期した。ボランティアの資金支援を行っている択捉島に拠点を持つ水産企業ギドロストロイが発表した。同社の広報担当でプロジェクトを指揮するリュドミラ・シャプカ氏は「モスクワやサンクトなど医師の多くはコロナとの闘いの最前線におり、うち2人が感染した。このような状況では、家族や愛する人、自分の街の患者から医師を引き裂くのは不誠実だ」と語った。9月にも訪問する方向で調整したい考えだが、すべてはパンデミックの状況次第だ。
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