❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/5/21
国後島は秋と春の渡りの中継地に位置している。この時期は脚の長い鳥たち(渉禽類)が川の氾濫原や湖などで長旅の疲れを癒し、餌をついばんでいるを観察できる。国後島では渉禽類38種が記録されている。中でも多いのはキアシシギ、キョウジョシギ、ミユビシギ、トウネン。時にはこれらの種の数百羽が砂州で羽を休める。小型の代表はコチドリ、メダイチドリ、シロチドリなどで体重は30-70gに過ぎない。保護色のため見つけにくい。チドリの仲間は島で営巣し、6月上旬にはヒナが見られる。また、ここ10年、エキゾチックなセイタカシギが毎年春に観察されている。3~5羽が長い脚で水場を歩く姿が見られる。カラフルなミヤコドリ、オグロシギ、オオソリハシシギも。渉禽類最大のホウロクシギを見つけるのはなかなか難しい。
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