❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/5/27
義務的隔離に違反して国後島に上陸したダゲスタン在住のダイバーが引き起こした「大騒動」は、今のところ南クリル諸島(国後島、色丹島、歯舞群島)での流行拡大にはつながらなかった。国後島ユジノクリリスク(古釜布)にある南クリル地区中央病院のタチアナ・ゾロトバ主任医師は「5月15日に感染が確認されたダイバーの例では、本人は翌日ユジノサハリンスクに移送され、いち早く接触者を特定して隔離した。もう1つの感染例である軍人については軍が迅速に対応し、隔離した。接触者は医療観察から除外できる状況だ」と述べた。リマレンコ知事は「ダイバーが義務的隔離から逃れたと分かり、15日午前5時にインスタグラムで公表した。国後島のホテルにいることが判明し、午前8時には緊急事態が宣言され、その日のうちに接触の疑いがある120人を医療的監視下に置いた。1人の無責任な行動がこのような大混乱を引き起こした」と語った。
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