国後島の女性が知事に直訴 難病で苦しむ母親をサハリンの病院でみてほしい

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2020/5/27

国後島在住のオレシア・エフゲニエフナさんはサハリン州のリマレンコ知事が出演したテレビ番組「ダイレクト・ライン」で、難病で長い間苦しんでいる母親をサハリンの病院で治療できるよう助けを求めた。母親は65歳を超えており、骨軟骨症に関連する病で、最近も国後島の地区中央病院に2カ月間入院したが、痛みはとれず苦しんでいる。コロナウイルス対策でサハリンに行くことが出来ない現状を訴えた。番組に参加していたユシュチュク保健大臣は「ユジノクリリスク(古釜布)の病院の主任医師に連絡して、サハリンの病院に移送する手配を行う」と答えた。サハリンの州立病院のロズメイコ院長は「異論はない。他の地区からの患者に待ってもらってでもクリルの患者を受け入れる」と述べた。リマレンコ知事も「次の飛行機でお母さんと娘のあなたも一緒に乗ることができる。サハリンに着いたらロズメイコ院長が会いに行くだろう」と約束した。

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