❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/6/5
1946年6月5日は、ソビエト最高会議幹部会の議長令に基づいて南クリル地区行政がユジノクリリスク(フルカマップ)を中心に形成された、いわば誕生日である。1947年10月には地名変更の議長令も出された。2020年1月1日現在の南クリル地区の人口は11,800人。国後島と色丹島には5つの中等学校があり、1,136人の生徒が在籍。650人の子供が5つの幼稚園に通っている。医療体制は地区中央病院があり、ゴロブニノ(泊)とドゥボボエに産科センター、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)に診療所、色丹島のクラボザボツコエ(穴澗)に地区中央病院の分院、マロクリリスコエ(斜古丹)に診療所が整備されている。地区内には29の漁業・水産加工企業が展開。最大の企業は南クリル・ルイバコンビナート、クラボザボツコエのクリリスキー・ルイバク、オストロブノイ、デルタが知られる。各社は大規模な投資を行っており、新しい雇用を生み出している。
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