❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/6/12
リマレンコ知事が択捉島で建設が進む2つの中等学校の工事現場を視察した。知事が1年前の着工のセレモニーに出席したレイドヴォ(別飛)の学校では、計画よりも早く工事が進み、現在は屋根部分に取り掛かっている。来年11月完成予定。児童生徒132人を想定し、教室のほか体育館、集会ホール、食堂、医務室、図書館を備え、屋外には100mのサッカーコート、陸上トラックなどが整備される。一方、クリリスク(紗那)では、400人を想定した中等学校が建設中だ。クリル地区行政府のロコトフ市長は「択捉島では若い家族が増え、子供が生まれている。学校は1つしかなく、しかも20年以上前に建てられたもので老朽化している」と話す。工事現場には現在130人の労働者と最大10台の重機が投入されており、予定より2カ月早いペースで進んでおり、2022年中に完了する。
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