三角定規が見つかった国後島ウエンコタン川第1の滝と第2の滝

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●ウエンコタン川第1の滝(2019年6月)

 「タカハシレイコ」さんの三角定規は、国後島のウエンコタン川にある第1の滝と第2の滝の間にある川岸で見つかったという。

 2011年9月と2019年6月の自由訪問に参加した時、2つの滝があるところまで行った。河口にほど近い第1の滝は、戦前、日本人の子供たちの遊び場だったが、今もロシア人ファミリーがバーベキューなどを楽しむ憩いの場となっている。

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●ウエンコタン川第2の滝(2011年9月)

 第2の滝までどのくらい歩いただろうか。川の両岸はV時に切れ込んだ急斜面であり、滑り落ちないように足元を気にしながら、雑草をかき分けて進んだ記憶がある。こんなところに、なぜ三角定規や櫛、髪飾りがあったのだろう。食器やビール瓶も一緒に見つかったというから、発見場所は滝のほとりで、ピクニックでもしていたのかもしれない。

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●「タカハシレイコ」と彫られた三角定規

 「タカハシレイコ」さんという名前を調べてみると、国後島植内(ウエンナイ)に「タカハシレイ」さんという人がいた。色丹島斜古丹には同姓同名の人がいた。2人とも健在であれば90歳以上である。

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●ウエンコタン川(Google Earth より)

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