❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/7/21
国後島のクリル自然保護区にある観光スポット「ストルボフスカヤ・トレイル」(生態系の径)で、ユジノクリリスク(古釜布)教育センター主催の労働・教育キャンプに参加している児童・生徒たちが自然保護区の職員の指導のもと、ゴミを拾いを行った。国後島では観光シーズンが開幕し、地元住民に加えて、今年は夏季休暇中に新型コロナの影響で本土に旅行できないサハリンからの観光客も増えている。しかし、最近、この周辺にヒグマが出没している。その理由は、ある観光客のグループがソーセージや使い捨ての皿などゴミや残飯を残していったことが要因だった。ゴミは生態系の径の斜面に捨てられ、焚火で焼かれたゴミの跡をヒグマやキツネが掘り起こした痕跡もあった。ゴミ拾い中、キツネが食べ物をねだりに近寄ってきたが、このことは観光客がエサやりをしていることを示している。子供たちは心無い大人たちが捨てていったゴミを拾い集めた。
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