75年前、サハリン解放のための戦闘が行われたサハリン州のスミルヌイフ(旧気屯)地区で、旧日本軍兵士2人の遺体が見つかった。遺骨収集を行っている「アヴィアポイスク」の調査隊がベルブルード山で発掘した。遺体とともに、「身分証明」と刻まれた認識票のようなものや金歯、煙草入れのほか日本軍が使っていた有坂銃の銃弾などが見つかった。最近、この近くでは赤軍兵士の遺体も見つかっており、おそらくソ連兵と今回見つかった日本兵は亡くなる直前に相対していたものとみられる。調査隊のバレンティン・ゴロビン氏は「私たちは昨シーズン日本兵5人の遺体を発掘した。日本との協定に基づいて、日本側が遺伝子検査を行い、日本人と判明した場合にサハリンで火葬され、日本側が遺灰を持ち帰ることになっている」と語った。(サハリン・クリル通信2020/7/28)


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