ロシアの風景写真家でありニコン・アンバサダーでもあるダニール・コルゾノフがクリル諸島の「真珠」を探しに行った。「真珠」とはつまり、オンネコタン島(温禰古丹島)の活火山-クレニツィン火山のことだ。数年前、Googleマップで世界を探索しているときに、太平洋のクレイジーな島に遭遇した。「湖の真ん中に巨大な火山があり、その円錐状の最上部にもう一つ小さな湖があった。以来、私はオネコタン島に行くことを夢見ていた」という。夢はかなった。撮影隊はカムチャツカからヨットで2日間航海し、島に到着して16km歩いた。島は日中も深い霧の中に沈んでいたが、突如、火山の円錐が天空の城のように、霧の上に現れた。「この場所のスケールを伝えることが出来なかったので、私は友人に尾根を歩いてくれるよう頼んだ」と写真家は付け加えた。「ここの天気は非常に厳しい。ほとんどの場合、雨が降るか、深い海務の中を旅することになる。私はまだ夕日の光の中でオンネコタン島を撮影するという夢を持っている」–。(サハリン・クリル通信2020/8/8)
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