8月に択捉島バランスキー(指臼山)火山の麓にある出稼ぎ労働者の宿舎で、エサを求めてやって来た子グマが労働者に虐待を受けたとされた事件で、内務省のサハリン州当局は虐待した事実はなかったと結論した。労働者たちはやせ細った子グマを可哀そうに思いエサを与えていたが、8月初めに、子グマが宿舎の窓から侵入しようとしたため、それを阻止するため怖がらせただけという。通りかかった住民がその様子をビデオで撮影し、「子グマをロープで縛り、棒でたたいている」とサハリン・クリル通信にビデオを送ってきた。事件の後も子グマは定期的に宿舎を訪れている。今は攻撃性を示さないが、労働者たちは冬を越して大きくなったクマが現れることを恐れている。専門家はクマにエサを与えると、彼らは自分で食べ物を探さなくなる。これは人間とクマの双方にとって悲劇に終わる可能性があると警告している。(サハリン・クリル通信2020/9/8)
https://skr.su/uploaded/75/04/69/59fe76c9d5133bfca0f0464ff0.mp4
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