国後島や色丹島を訪れたいと思っている多くの観光客は、島に渡るために特別な許可証が必要であることを知らない。この地域は国境地帯なのだ。国境警備局は2019年、6,000人の観光客が国後島と色丹島を訪れたという。旅行会社によると、ほとんどの観光客は許可証を取得せずに訪れ、その後罰金を課せられている。2019年には294人、2020年には346人が罰金を命じられた。一方、許可証は2019年に5,017件(個人4,917人、団体100)、2020年にははこれまで4,138件(個人4,050人、団体88)が発行されている。許可証の手続きは長い間変わっていない。法律によると15日で入手できることになっているが、実際にはほぼ4日で発行されている。許可制度については観光振興などの観点から緩和を求める声があるが、国境警備局は現時点でそのような動きはないという。本当に観光を発展させたいのであれば、緩和が必要になるだろう。(サハリン・インフォ2020/9/17)
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