エコツーリズムの開発と発展を目指す全ロシア・エコツーリズムコンテストの最終審査が9月12日—14日にモスクワで行われ、サハリン州から南クリル地区(国後島、色丹島)とサハリン本島のブッセ湖周辺地区が審査員に向けてプレゼンテーションを行った。ロシア政府が設立した非営利組織「戦略的イニシアチブ(ASI)」が主催、ロシア政府が支援している。コンテストには全ロシア68地域から115件の申請があり、南クリル地区を含む36件が最終審査に残った。10月にはベスト10が選定され、エコツーリズム・クラスターとしてパイロット観光地域の形成が進められる。南クリル地区は国後島、色丹島をカバー。メンデレーエフ火山(羅臼山)、ラグンノエ湖(ニキシロ)、クリル自然保護区、小クリル自然保護区(色丹島・歯舞群島)など5つのエリアで構成され、温泉や釣り、クルーズなど20以上の観光ルートが設定されている。プレゼン時間は審査員からの質問時間を入れて20分。サハリン州観光局の責任者ヴァレリー・ドゥブロフスキー氏は「正味10分でプレゼンテーションを行うのは非常に困難だったが、長い間準備をして、最高のプレゼンテーションを行った。私たちのプロジェクトが勝者になることを願っている」と語った。(kurilnews.ru/2020/9/18)
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