ロシアの資源調査船「ウラジミール・サフォノフ」がウラジオストクを出港し、1カ月にわたって南クリル諸島海域や太平洋で資源調査を実施する。全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと太平洋支部チンロの研究者たちが乗船し、クリル諸島の太平洋側におけるイワシ、サバ、サンマ、イカの資源量や魚群形成のタイミングなどを調査するとともに、サンマ漁に有効な照明の研究も行う。過去10年間に、この海域で漁獲される魚種に大きな変化が見られる。イワシとサバが著しく増加し、サンマは実質的に姿を消した。概して、この地域の生産性は以前よりも著しく高くなっており、南クリル海域での研究範囲を拡大が求められていた。(サハリン・インフォ2020/9/23)
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