サハリン州漁業庁のラドチェンコ局長は、2020年1月–8月期の水産指標を公表した。この間の漁獲量は州全体で48万4,000トンに達し、前年同期比110%となった。これに伴う税収は45億ルーブル、漁業者の平均月収は10万7,000ルーブル、水産加工関係では9万9,000ルーブルとなった。また、漁業、水産加工合わせた投資額は46億ルーブルに上り、企業は漁船を更新したり、加工場や孵化場を建設した。州内には現在65カ所のサケ孵化場が稼働しているが、近い将来少なくとも5つの孵化場が建設される予定だ。今年のカラフトマス漁はすでに終了したが、漁獲量は3万5,000トンで、このうち半分がクリル地域の企業によって漁獲された。現在はシロザケ漁が行われており、今年の科学的推奨量4万2,000トンに対して40%が漁獲されている。ラドチェンコ局長は「シロザケ漁はサハリンで10月中旬まで、クリル諸島で11月まで続くことから、科学的推奨量をクリアする可能性は十分にある」と語った。(サハリン・インフォ2020/9/30)
コメント