日本の防衛省の戦闘機が、北海道知床半島上空の日本領空に侵入したとしてサハリン州政府が運用している医療ヘリコプターにスクランブルをかけた。日本の報道機関によると、ヘリは2日の12時45分ころ日本の領空に侵入し、知床半島上空を数分にわたり飛行した。敵対的行為はとらなかった。ヘリの運航を管理監督しているサハリン州保健当局はコメントを発表していない。ヘリは色丹島から発進したとみられる。衛生航空業務はサハリン州保健省が所管するサービスで、専門的で高度な医療を必要とする患者の搬送を担っている。全国航空医療サービスの航空隊をロシア各地に組織するための連邦プロジェクトの一環で、サハリン州には2019年7月にMi-8型ヘリが導入され、ユジノサハリンスクを拠点に運用されている。これまでは緊急事態省のヘリが救急患者の搬送も行ってきたが、本来業務との調整が必要だった。(サハリン・インフォ2020/10/5)
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