国後島や色丹島などを管轄する南クリル都市管区のブラセンコ市長は10月30日、自治体幹部や公営企業、法執行機関のトップとの会合で正式に辞意を表明した。新市長が選出されるまでナタリア・サボチキナ副市長が市長代理を務める。(選考会議は12月22日に開催される)この中で、ブラセンコ市長は「私は11月3日をもって辞任する決定をした。検察や監査当局による検査により、深刻な違反が明らかになった。したがって、これ以上、私が地区を管理することは違法であると考える。リーダーとして部下が違反を犯すことができないような状況をつくることは当然だが、それだけでなくリーダーは正直であり、法と秩序に反してはならない」と述べた。市長は検査によって特定された多くの違反について刑事事件として捜査が開始されていることを明らかにした。これは市長の仕事に不作為があったことを示している。そして「皆さんは住民の代表であり、住民は皆さんの指導の下で働く。しばらくの間、市長が不在となるが、仕事を継続しなければならない」と協力を要請した。(サハリン・インフォ2020/10/30)
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