来年春にもサハリンと択捉島、国後島、色丹島の南クリル諸島間で運航される新造貨客船「ネベルスキー提督」号の試験航海がサンクトペテルブルク近郊のラドガ湖で始まった。12月末にはサハリン州に移管される。2隻目の「バベル・レオ―ノフ」号は80%完成し、まもなく海上公試がスタートする。サハリン—南クリル諸島の交通アクセスの改善を図る戦略的取り組みとして、2018年8月にサンクトペテルブルクの造船所で着工。サハリン州のリマレンコ知事は「私たちの島々の開発にとって非常に重要であり、地元の人々は楽しみにしている」と語る。2隻は砕氷型で冬期間も安定した運航が可能。146人が乗船でき、貨物や車両も運搬できる。サハリンと南クリル諸島を一年中、途切れることなく運航できることで、乗客と貨物量は3倍になると予想されている。(サハリン・インフォ2020/11/20)
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