国後島ユジノクリリスク(古釜布)に近代的な3階建てのアパートが完成し、憲法記念日の12日、入居を待ちわびた18家族に鍵か手渡された。国後島を訪問したリマレンコ知事が「入居者の皆さん、おめでとう。憲法記念日に新しいアパートの鍵を渡すことは二重の喜びだ。この夏、私たちはロシア国境の不可侵性に関する憲法改正を実現した。それがあなたたちにとって特に重要だったことを私は知っている。皆さんの人生に幸あれ!」とあいさつした。アパートはクリル諸島社会経済発展計画の枠組みで、オケアンスカヤ通りに建設された。各戸には暖房など生活に必要なものはすべてそろっており、入居者は家具を搬入すればすぐに快適な生活が始められる。屋外には子供用の遊具や駐車場が完備。鍵を受け取ったイリダ・ボチカレヴァさんは「キッチンとバスルームの給湯が別々になっていて、とても便利。新居は思ったよりも広くていい。以前は1950年代に建てられた木造の家に19年間住んでいた。いつも寒くて、ストーブ自体を暖める必要があったくらいだ」と喜んだ。(サハリン・インフォ2020/12/12)
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