サハリン州のリマレンコ知事は憲法記念日の12日、訪問中の国後島ユジノクリリスク(古釜布)で、14歳になった生徒にロシア国民の身分証明書となる国内パスポートを支給する行事に出席した。授与式はロシア領土の割譲禁止を明記した改正憲法の条文を刻んだモニュメントが設置されたレーニン広場で行われた。知事は「今年、私たちは憲法の改正に投票した。あなたたちがロシアの東の国境である国後島に生まれ、住んでいるのはとても幸運なことだ。クリル諸島はロシアの土地だ。憲法記念日を祝うことで、自分たちの立場にしっかりと立ち向かう意思を再確認しよう」とあいさつし、2006年に生まれた4人の生徒にパスポートを手渡した。名実ともにロシア市民となった8年生の女生徒は「今日という日は人生の重要なステップだと思う。私はパスポートと一緒に憲法を手渡された。私たちの国の基本となる法律。絶対に読みます」と話していた。(サハリン・インフォ2020/12/12)
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