択捉島 野菜の島内自給を目指す 漁業会社コンチネントの挑戦

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択捉島の農業開発に積極的に取り組んでいる漁業水産加工会社コンチネントがサラトフカ川河口(内保川)付近の自社敷地内に野菜貯蔵施設を建設している。この施設は島内の自社の畑や温室で生産している農産物を貯蔵するためのもの。クリル諸島は伝統的に農業には不向きな場所とされてきた。ソビエト時代にあった集団農場は採算がとれなかった。ソビエト崩壊後、その農場は消えてしまった。それから30年–。ウクライナ人が率いる漁業水産加工会社コンチネントが島に入ってきた。孵化場、水産加工場を建設し、そしてリスクが大きい農業にチャレンジしている。幸いテクノロジーが飛躍的に進歩を遂げ、漁業水産加工会社は水産加工から出る大量の残滓を肥料として有効に活用することもできた。その結果、昨年の収穫は上々だった。ジャガイモやキャベツなどの露地栽培だけでなく、1万5000㎡の温室でトマトやキュウリなどを栽培し、いずれも良好な結果を残した。秋には、島内で新鮮な野菜が販売された。流氷や荒天のため海上輸送が止まることもよくある択捉島。野菜が不足する冬期間も地場野菜を販売できるよう、漁業会社は冷蔵室を備えた貯蔵倉庫を建設している。ソビエト時代以来、択捉島で大規模農業が復活しつつある。これまで移入に頼っていた野菜だが、この成功が続けば、択捉島は自前で野菜を供給できるようになる。(citysakh.ru 2021/1/6)

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