サハリンの東海岸にあるオホツコエ村で、ロープが巻き付き衰弱した状態で発見された子供のトド–。ポランティアによってロープが外され、いったんは海に放たれたが、海氷に閉じ込められ身動きできず極寒の中で凍り付いていた。ボランティアは専門家のアドバイスを受け、海氷がない西海岸のネベリスクまで搬送し、海に帰した。(サハリン・クリル通信2021/1/9)
https://skr.su/uploaded/d9/84/dd/1d4da895f634ae47422779c2e3.mp4
絡まっていたロープが外されたトドは、一度はモルドビノフ湾に放たれたが、その日の気温はマイナス34度。強い風が吹き湾内は海氷で覆われてしまった。このままでは凍死すると心配したボランティアは、トドの繁殖地でもあり海氷がないネベリスクにクルマで運ぶことにした。網で捕獲されたトドは、ユジノサハリンスクで獣医の診断を受けた後、黄色いペンキでマーキングをされ、ネベリスクの海岸から無事、海に戻って行った。
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