北方四島との交流事業に使われる船「えとぴりか」の改修が行われることになりました。新型コロナウイルスの感染対策を施します。(NHK 北海道NEWS WEB 2021/1/10)
「えとぴりか」は去年、新型コロナウイルスの影響で交流事業がすべて中止となり、出番はありませんでした。改修は、来月から3月にかけて広島県呉市のドックで行われます。
船内で感染者が出たときに備えて、医務室を拡張してベッド数を増やすほか、隔離できる部屋を設置します。また、換気をよくするため、船内の集会場の窓を開閉式に替えるほか、食堂にアクリル板を設置するということです。
改修費用はおよそ1億5000万円と見込まれ、今年度の交流事業の予算のうち、中止で余った分などを充てるということです。船を管理する北方領土問題対策協会は「元島民らが安心して交流事業に参加できるよう、再開に向けて準備を整えたい」と話しています。
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