ロシア漁業庁はクリル諸島(千島列島)海域での2021年のサンマの推奨漁獲量を5万4,987トンに設定した。2020年の7万4,120トンから約2万トンも低い数値だ。内訳は、南クリル諸島(北方四島)海域で4万3,993トン、北クリルゾーンで1万993トンとなっている。この数値はサンマ漁について意図的にポジティブなイメージを与えようとしているが、実際には近年サンマの漁獲量は減少している。2019年は2,300トン、昨シーズンは734トンしか漁獲していない。南クリル諸島ゾーンでは2007年に11万トンを漁獲していたが、海流の変化等によってこのエリアに寄り付かなくなった。(サハリン・インフォ2021/2/1)
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