ロシア連邦漁業庁は南クリルゾーンにおける2021年の海藻類の推奨漁獲量を13万8,708トンとした。採取エリアは色丹島からクリル諸島中部のシムシル島(新知島)までの沿岸。内訳はコンブ11,294トン、紅藻7,160トン、褐藻7,340トンなど。興味深いのは褐藻だ。コンブのように海藻と呼ばれることもあるが、より大きく最大25mにも達する。褐藻の茂みが絶滅危惧種のラッコの生息地になっていることでも知られる。昨年の南クリルゾーンでの推奨漁獲量は今年とほぼ同じだったが、コンブの生産量はわずか13.3トンだった。(サハリン・インフォ2021/2/17)
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