「色丹島に廃棄物発電の実験プラント建設を」–サハリン州議会で議員提案

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サハリン州議会の自然環境委員会で、色丹島のゴミ処理施設について議論があった。ボロトニコフ議員は色丹島やパラムシル島などのクリル諸島では焼却炉の建設が必要との考えを示し、特に色丹島について「マロクリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(穴澗)の間に廃棄物発電の実験プラントを建設する必要がある」と意見を述べた。色丹島は自然保護区などでほぼ完全に保護された島であり、埋め立て地を造る場所はない。「にもかかわらず、住民はゴミを捨てている」と続けた。ナタリア・ユリエフナ大臣は「そのような状況では、収集したゴミは一時保管場所にストックし、別の島に輸送する必要がある」と答えた。そのうえで、国後島での取り組みに言及。「廃棄物分別ステーションの機能を持った焼却炉の設計作業を進めている」–。サハリン州ではゴミ焼却施設の必要性について定期的に議論となっており、2016年には州政府がサハリン南部に焼却施設の設置を表明。2020年、ユジノサハリンスクのナサディン市長は反対しないと述べていた。土地区画が割り当てられ、日本の三菱と協議が行われた。市長は「プラント建設が決定した場合に備えて、それはまだ生きている」と昨年5月に述べていた。択捉島でも2019年にゴミ焼却を行われるとされていた。(サハリン・インフォ2021/2/18)

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