サハリンと南クリル諸島(北方四島)航路に就航させるためサンクトペテルブルクの造船所で建造されていた貨客船「ネべルスキー提督」号が同地からサハリンに向かった。「ネべルスキー提督」号は同航路のために特別に建造された2隻の貨客船の最初の船で、スエズ運河を経由してヨーロッパからアジアに移動する。リマレンコ知事は「4月には姿を見られるだろう。サハリンとクリル住民のために5月から就航する予定だ」と述べた。「ネべルスキー提督」号はコルサコフ—国後島—色丹島—択捉島—コルサコフのルートで週2往復運航される。現在は1990年代に建造されたファルフトジノフ号1隻が運航しているが、2隻の新造貨客船の投入で便は2倍になる。もう1隻の「パベル・レオーノフ」号は4月にも引き渡され、海上公試の後、サハリンに移動する。新造船は146人乗りでコンテナなど貨物も積載。砕氷能力も向上しており、定時運航と輸送能力の向上でクリル諸島の経済発展を後押しする。(サハリン・インフォ2021/2/26)
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