国後島の水産加工場の製品にCOVID-19の痕跡 中国税関が指摘、輸入停止に 加工場側は否定

国後島の水産加工会社ユジノクリリスキー・ルイブコンビナートの責任者は、中国に輸出した自社製品から新型コロナウイルスが検出されたとする中国側の発表に対して、「製品にウイルスが付着することはない」と否定した。中国税関によると、同社のサケとスケトウダラのパッケージにウイルスの痕跡が見つかったという。同社のヴィタリー・ウステンコ社長は「これはまったくナンセンスだ。コロナウイルスは、いかなる方法でも製品に感染することはない。まず、従業員に感染者はいない。感染者は当然働くことは出来ない。我々は通常通り操業し、船に製品を積み込んでいる。何ら問題はない」と強調した。同氏によれば、中国側が国後島からのシロサケとスケトウダラの輸入を1週間停止したとしても、企業自体の経営には全く問題がないという。ウステンコ社長は「彼らは製品を受け入れないだろう。それは彼らの問題だ。魚なしで生活することになるだけだ」と述べた。中国税関によると、同社を含めてロシアの3社の製品からウイルスの痕跡が見つかったという。タス通信は、3社からの輸出は1週間以内に回復すると伝えている。(サハリン・クリル通信2021/3/24)

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