文化労働者の日に合わせて、国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル郷土博物館で、1950年代から現在までの国後島と色丹島における文化活動の歴史を振り返る写真展が開催されている。色丹島の最初の文化会館は1954年に捕鯨工場跡に開設された。当時、色丹島に6、国後島に1つあったサンマなどの缶詰工場には、毎年ロシア各地から学生や若者たちがやって来て6カ月間働いた。その中には才能のある若者がたくさんいて、島の文化活動に刺激を与えていた。1970年代から1980年代には、国後島と色丹島の様々な文化サークルがウラジオストクやハバロフスク、ユジノサハリンスクにでかけていってパフォーマンスを披露した。会場では、国後島と色丹島の開発の歴史を紹介するビデオが上映された。(サハリン・インフォ2021/3/28)
国後島古釜布にあった映画館「チャイカ(カモメ)」(1970年代)
国後島古釜布にあった地区文化会館(1974年)
国後島古釜布にある現在の文化会館
色丹島穴澗の文化会館「祖国の朝」
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