国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区行政府のゴミレフスキー市長は4月6日と7日に色丹島を訪問し、マロクリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(穴澗)で住民との対話集会を開いた。集会ではいつものように老朽化した危険住宅からの住み替えやゴミ対策などが議論された。ゴミ対策について市長は「色丹島の今の埋め立て地にゴミの分別処理場を建設し、分別した上で島から搬出すると繰り返した。また、老朽化住宅について、これまで調査対象になっていなかった老朽化住宅を解体の対象とすることを保証した。さらに、クラボザボツコエの住民との対話で、同地に建設中の公衆浴場について「気に入らない」と発言した。にもかかわらず、浴場は2カ月以内にオープンする。ゴミレフスキー市長は2つの村に集合住宅を建設することやクラボザボツコエに定員110人の幼稚園を整備することを明言し、昨年から始まったアスファルト舗装工事についても「最初に市街地の道路、次に2つの村を結ぶ幹線道路の工事を行う」と説明した。(サハリン・インフォ2021/4/8)
コメント