ロシアのサーファーは国後島で東京オリンピックの準備中

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 東京オリンピックを前に、サーフィンのロシア代表チームが国後島で合宿を行っている。国後島を選んだ理由の1つは新型コロナの影響。選手は現在、海外に行くことが出来ない。第2の理由は波。国後島はハワイの波と比べて劣っていない。練習はゴロブニン湾(※古釜布の大岬から近布内にかけての砂浜でローソク岩がある)で、水温は摂氏1~2度。外気温は5度。選手たちは厚さ5~6mmあるウエットスーツと手袋にブーツも着用する。(サハリン・クリル通信2021/4/13)

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 彼らが国後島に行くことを知った時、耳を疑ったという。「どうして国後島なのか!!でも、国後島に来て、ここからビデオや写真をアップし始めたら、誰もが驚いた。そこへはどうやって行くことが出来るのか? いい波が来る頻度は? 私は、波は毎日、いい波が来る、と答えている」と、ロシアチャンピョンのセルゲイ・ミソフスキーは言う。

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 代表チームの監督を務めるポルトガル人のペドロ・バルブドは、国後島でサーフィンを楽しむ人がいないことに驚いた。「この場所は大きな可能性を秘めている。たぶん10年~15年後にはたくさんのサーファーが集まり、地元の子供たちがこのスポーツを始めるだろう」と語った。

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 ロシアチャンピョンに4度輝いたエフゲニー・イサコフは「国後島には世界クラスの波を見つける大きな可能性がある。私たちは国後島の海岸の5%しか調査していない。岬を越えた向こうの海には、全く異なる質とスケールを持った波が現れる。このリサーチは世界のサーファーを動かすだろう」と話した。

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 地元の人のもてなしは素晴らしい!! パン屋から毎朝、焼き立てのパンが届く。サーフボードや用具の運搬に協力してくれて、観光地を案内してくれる。選手たちはユジノクリリスク(古釜布)の生徒たちと会って交流した。その中で、サーフィンスクールを開くことを約束した。

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 国後島で合宿を行ったことが日本のマスコミを怒らせた–。サーファーたちはそんな話を聞いたが、サーフィンへの愛情が政治論争よりも強いと確信している。ロシアサーフィン連盟のタチアナ・ドゥドバは「サーフィンはスポーツであり、友好関係の強化を目的としている。日本のテレビ局の取材を受けた時に、両国の友好を深めるために日本と一緒にイベントを開催したいと話した」と、クリル諸島の問題についてコメントした。「もし、日本政府がビザを発給せず、オリンピックに出場できなかったらどうするのか」「そんなこと起こらない。スポーツと政治を分けて考える必要がある。私たちは自国の領土でスポーツをしているだけだ」と、ドゥドバは付け加えた。アリスートは4月14日まで国後島でトレーニングを行う。

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