択捉島のバランスキー火山(指臼山)の地熱を利用した地熱発電所が官民パートナーシップに基づいて建設される。4月22日—23日にモスクワで開催されたサハリン地域への投資促進会議で、株式会社極東発展コーポレーション(KRDV)とサハリン州エネルギー省、UKコンプリング・グループ、ガスプロムバンクが合意した。投資総額は20億ルーブルと見込まれる。サハリン州のリマレンコ知事は「オケアンスカヤ–2は、ディーゼル燃料への依存から脱却し、択捉島の産業施設と住民に電気を完全に供給する」と語った。択捉島では2007年にオケアンスカヤ地熱発電所が稼働したが、2013年の火災により、運転停止となった。新しく建設されるオケアンスカヤ—2は5MWの容量を持ち、15MWに増加する可能性がある。KRDVのエドワルド・チェルキン社長は「サハリン地域は、代替エネルギー分野のプロジェクトへの優先投資の領域になりつつある。これは、独特の生態系を持つ島地域にとって非常に重要な開発分野だ。私たちは、極東の投資家が利用できる国の支援策とサービスのすべてのツールを可能な限り活用して、プロジェクトを支援する」と述べた。(サハリン・インフォ2021/4/24)
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