電力供給の大部分を再生可能エネルギーに転換することを目指しているサハリン州は、択捉島、国後島、色丹島を重点地域としている。サハリン州全体の発電容量は824メガワットで、こうのち再生可能エネルギーはわずか0.5%に過ぎない。2025年までに109メガワットに増やす方針。このため南クリル諸島(北方四島)では、高価な化石燃料を使用しているディーゼル発電の割合を下げ、再生可能エネルギーの風力、地熱発電の割合を増やしたい考えだ。国後島ではゴロブニノ(泊)に2基の風力発電施設(1.7メガワット)があるほか、メンデレエフスカヤ地熱発電所(1.7メガワット)が稼働。同発電所は井戸の問題から能力の5分の1しか稼働しておらず、発電容量を最大7.4メガワットまで拡大する。択捉島では20億ルーブルを投資して15メガワットの地熱発電所を建設する。(サハリン・インフォ2021/4/29)
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