北方領土問題 間近に 新任教師ら根室で研修会

 根室市に赴任した小中高校の新任教師らが北方領土問題などを学ぶ研修会が4月27日、北方四島交流センターで開かれ、戦前の島の暮らしやソ連軍の上陸、島民の自力脱出や引き揚げ、領土交渉の経過についてお話をさせていただきました。昨年に続き2度目です。写真は、読売新聞の石原記者による記事です。ありがとうございした。

読売新聞2021/5/8より抜粋

 『27日午前、道立北方四島交流センター「ニホロ」では、国後島元島民2世の谷内紀夫市北方領土対策監(63)が「北方領土の歴史」と題して講演。1945年のポツダム宣言受諾後にソ連軍が、北方4島を次々と侵攻。その際、米軍から借りた軍艦を使っていたことなど侵攻ルートの地図を使って、説明した。

 当時、約1万7000人いた日本人島民のうち、約1万人が自力で脱出。択捉島を中心に約8800人が樺太経由で引き揚げた。(※数字が合わないのは出稼ぎの人たちがいたためです)谷内さんの母と一家が、ソ連に占領された国後島から命がけで脱出した出来事や、脱出の際に船が転覆して亡くなった元島民の悲劇を生々しく語った。

 歯舞群島はいまでも根室市で、根室市市民の3・7人に1人が元島民もしくは後継者であることを示した谷内さんは「根室で暮らす市民になる以上は、戦後75年を経てもいまだひきずっている北方領土という大きな問題を説明できるようになってほしいと願っている」とよびかけた。』

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