対ドイツ戦勝記念日の5月9日、国後島と色丹島の住民は、大祖国戦争の最前線で戦い、倒れた兵士たちの栄光を称え、改めて記憶に刻み込んだ。厳粛な式典は国後島ユジノクリリスク(古釜布)と色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)、クラボザボツコエ(穴澗)で開催された。合わせて3,000人の住民が1分間の黙とうをささげた。現在、国後島と色丹島には最前線で戦った兵士の子供、孫、ひ孫にあたる30家族が暮らしている。恐ろしい戦争に参加した赤軍兵士たちは戦後の1946年に島に渡ってきた。何人かの兵士は日本軍国主義者からサハリン南部とクリル諸島のシュムシュ島、パラムシル島を解放する作戦に参戦した。彼らは退役後もクリルに留まり、家族を作り、地元の建設企業などで働いた。この日、南クリル地区の指導者と機関銃砲兵連隊、国境警備隊の関係者は式典で、兵士たちの偉業を忘れず、全力で平和を維持するよう呼びかけた。(サハリン・クリル通信2021/5/9)
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