択捉島クリリスク(紗那)の文化スポーツ会館で6月1日から写真展「クリルの先住者たち」が開催される。展示会を企画したのは、ギドロストロイ社が毎年実施している医療ボランティアに参加しているサンクトぺテルブルクの小児科医リュドミラ・シャプカさん。写真はすべて択捉島内で撮影されたもので、択捉島の子供たちの様々な表情や島のシンボル的存在の猫クリルボブテイル、手つかずの大自然、雄大な火山、そこで生きる人々の姿など。ギドロストロイ社の30周年記念事業として、352ページに及ぶ写真集を制作。その中からチョイスして展示するもの。シャプカさんは「都会の子供たちは親の車で学校に通い、私や同僚の医師は神経症や肥満の治療をしている。自然の中でのびのびと暮らしている択捉島の子供たちの表情の何と豊かなことか」と語る。1日に写真集のプレゼンテーションも行われる。(サハリン・インフォ2021/5/31)
コメント