サハリン州と北海道のオンライン会議が開かれ、二酸化炭素排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルに向けた両地域の取り組みについて話し合った。州政府経済発展省のアレクセイ・ブトゥハノフ副大臣は「両地域は様々な分野で常に協力してきたが、今重要な問題は脱炭素型経済の創出であり、サハリン州はカーボンニュートラルを達成するためのプログラムを実施するロシアのパイロット地域になった」と述べた。サハリンにおけるカーボンニュートラルの取り組みは再生可能エネルギー源への移行、温室効果ガスの吸収を高めるプロジェクト、産業および住宅施設のガス化、廃棄物をリサイクルするためのインフラストラクチャの整備などが含まれる。これに対して北海道側は2050年までの地域の脱炭素化計画について説明した。山田哲史ロシア担当局長は「情報交換を通じて、今後の協力可能な分野と連携の仕組みを模索していきたい」と語った。(tia-ostrova.ru 2021/8/9)
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