ロシア漁業ニュースヘッドライン(2021/8/13)
色丹島漁業コンビナート”アストロブノイ”(Островной)が、オークションを通じ、チュコトカ自治区の大規模漁業公社”チュコトカ・ルイブ・プロムホーズ”(Чукотрыбпромхоз)の株式100%の買収に成功した。落札額はスタートプライス25億ルーブルに対し、46億2,500万ルーブルに達した。
”チュコトカ・ルイブ・プロムホーズ”は、チュコトカ自治区資産の民営化の一環として売却を目的にロシア・オークション・ハウスに上場された。
”チュコトカ・ルイブ・プロムホーズ”の主な資産は、2033年までのスケトウダラ、マダラ、オヒョウ、アブラガニ、そしてズワイガニの漁獲割当21億6,000万ルーブル相当となっている。
現在、”アストロブノイ”は、ウラヂオストクのグループ企業”ダリネ・ヴォストチニイ・ルイバク”(Дальневосточный рыбак)の一部となっている。
同グループは、このほか”アストロブノイ・クラブ”(Островной-краб)、”ズベルバンク・インヴェスチツイ”(Сбербанк инвестиции)、”インテル・ルイブ・フロート”(Интеррыбфлот)、”ポラリス”(Поларис)等、計12社で形成され、所属漁船・運搬船は30隻を超えている。
なお、2017年の公表情報によると、同グループの株式比率は、アレクセイ・バイグジニ(Алексей Байгужин)34%、アナトリイ・ガルキン(Анатолий Галкин)とアレッグ・シムチュク(Олег Симчуку)がそれぞれ33%とされている。
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