ロシア政府は税金や保険料の軽減、関税手続きの無料化、外国人雇用の簡素化など優遇措置が受けられる経済特区TOR(優先的社会経済発展区域)について、色丹島を中心に設定されているTOR「クリル」の領域拡大を決定した。TORクリルでは、新しいプロジェクトを支援するため、北クリル地区のパラムシル島(幌筵島)、オネコタン(温禰古丹島)、シュムシュ島(占守島)、アライド島(阿頼度島)、シアシュコタ島(捨子古丹島)、ラシュア島(羅処和島)、ハリムコタン島(春牟古丹島)、リポンキッチ島(宇志知北島)、ヤンキチャ島(宇志知南島)ノ9島を追加した。これの島々では2026年までにホテルやレクリエーション施設、観光ルートの整備をはじめ必要な交通インフラを備えた観光クラスターを創設する計画。2023年にパラムシル島セベロクリリスクに3つ星ホテルを建設し、その後新しい水産加工場と開発を進める建設業の基地が出現する。(サハリン・クリル通信2021/8/18)
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