ロシアのプーチン大統領は3日、極東ウラジオストクで開催中の東方経済フォーラムで演説し、北方領土に外資を誘致するための特区を創設すると発表した。北方領土への実効支配を強める動きで、領土問題を巡って対立する日本に揺さぶりをかけている。(日本経済新聞2021/9/3)
新たに創設する特区は北方領土を含むクリール諸島全体を対象に関税や法人税などを免除する。ミシュスチン首相が7月26日、北方領土を訪れた際に特区創設を提案していた。ロシアは日本などアジア諸国からの企業誘致に期待するが、日本ではロシアによる実効支配の強化に反発が広がる可能性がある。
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