占守島の野外博物館整備を歓迎「歴史的な遺産を略奪から守る必要がある」–サハリンの歴史家

サハリンの歴史家でありポベダ記念館の科学部門の責任者であるイーゴリ・サマリン氏は、北クリルのシュムシュ島に野外博物館を整備すると表明したトルトネフ副首相の提案を支持した。「我々は野外博物館の必要性を11年間訴えてきた。最初の提案を当時のホロシャビン知事に提出。次の知事の時にも要請した。そしてやっと、気づいてくれた」と喜んだ。彼によると、第二次大戦の決定的な戦いが行われた場所にある、歴史的な遺産を略奪から守り、保存しなければならないという。「実際に、日本の戦車が盗まれたこともある」という。サマリン氏は独自の構想を持っている。島に観察用のトレイルを整備することだ。「この島は日本兵ソ連兵の遺骨が横たわる、いわば大きな集団墓地。大規模な施設を造る必要はないが、すべては慎重に行わなければならない。戦車は破壊されており、最低限の修復が必要だ」と述べた。(サハリン・クリル通信2021/9/8)

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