”ギドロストロイ”のベルホフスキー 中国加工を介さずスケトウダラ・フィレを直接ヨーロッパへ

 2021年9月2日、第6回東方経済フォーラムのビジネス・プログラムで開催された“投資クオータ”の第2弾のあり方に関する円卓会議“投資クオータ 2.0”に登壇した、”ギドロストロイ”(Гидрострой)社創業オーナーで元上院議員のベルホフスキーは、新型コロナウイルス拡散防止対策による中国の水産物輸入制限により、これまでのサプライチェーンが崩壊したとの認識を示し、高次加工への転換の好機ととらえ、投資問題を検討するべきだと言及した。(ロシア漁業ニュースヘッドライン2021/9/5)

 また、一部、陸上加工ができず、洋上加工に頼らざるを得ない地域はあるものの、洋上施設と比較し陸上施設はよりハイテクで高次加工が可能であり、加えて、地域経済、インフラ整備に貢献し、過疎化対策を担う点を指摘した。

 ”ギドロストロイ”は現在、フィレに加え、ミンス、すり身と、さまざまなスケトウダラ高次加工製品を生産している。

 現在、ロシア産スケトウダラH&G(ドレス)からの中国フィレ加工は、ほぼ存在していないに等しく、ヨーロッパ市場はフィレ不足となっており、これからは、自らがフィレ加工をし、直接輸出して当該市場の占有を試みる必要があると語り、特にシングル・フローズン製品は有望だと加えた。

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