資料に宿る ラーゲリの記憶「次世代による継承」重視 舞鶴引揚記念館

舞鶴引揚記念館は1988年、引き揚げ者の上陸した旧桟橋に近い高台に舞鶴市が開設した。1万6千点の資料のうち「白樺日誌」、回想記録映画など570点が2015年、ユネスコの「世界記憶遺産」に登録された。近年は平和学習の教育旅行誘致も進めている。舞鶴は45年10月7日の雲仙丸から58年9月7日の白山丸まで、延べ346隻の引き揚げ船を受け入れた。同地に上陸した引き揚げ者は、66万4531人にのぼる。終戦後、約60万人の元軍人がソ連によって約2千の収容所に連行されたシベリア抑留については、歴史学者が展示解説に協力。満州国建設や、ヤルタ協定に基づくソ連の参戦、侵攻などにさかのぼって背景を説明し、ラーゲリ(収容所)での生活の様子などを再現している。(北海道新聞2021/9/11)

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