今週末、すべてのサハリン当局者は休息できるが、ウラジミール・ユシュチュク副首相は休めない。「子供たちのためにクリリスク(択捉島・紗那)で働いてくれる水泳のコーチを見つけろ」と、リマレンコ知事から指示が下りたからだ。発端は、知事と住民が直接語り合う「ダイレクト・ライン」でのこと。クリリスクの住民が「4年間、子供たちに水泳を指導してきたコーチが家庭の事情でサハリンに帰ってしまった。取り残された子供たちに新しいコーチを探して」と直談判した。島ではコーチだけでなく医師や看護師、教師などの人材が不足しており、人材誘致がすぐに可能とは限らない。しかし、選挙を控えていることもあり、知事は即座に反応した。「すぐに問題を解決する。コーチは月曜から子供たちを指導しなければならない。このミッションを副首相に与えた。彼が問題を解決する」と答えた。知事はしばしば断固とした意志で部下に指令を出す。それが真実かどうか、本当に必要かどうか考えずに。(サハリン・インフォ2021/9/11)
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