ロシア機が知床岬周辺で領空侵犯 ロシア政府に抗議

 12日午前、北海道の知床岬周辺の上空で、ロシアの航空機1機が日本の領空を2回にわたって侵犯しました。ロシア機やロシア機とみられる航空機が日本の領空を侵犯したと防衛省が公表したのは去年10月以来です。(NHK2021/9/12)

 防衛省によりますと、北海道の知床岬周辺の上空で12日午前9時37分ごろと午前9時58分ごろの2回、ロシアの航空機「An−26」が日本の領空を侵犯しました。

航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進して無線で警告を行い、ロシア機は領空を出たということです。

 ロシア機やロシア機とみられる航空機が日本の領空を侵犯したと防衛省が公表したのは去年10月、今回と同じ知床岬周辺の上空でロシアのヘリコプターが領空侵犯して以来です。

 防衛省によりますと、この航空機は機体の番号などから民間機の可能性があるということで、ロシア政府に対し外交ルートを通じて抗議したということです。防衛省は航空機の所属や飛行の目的を分析しています。

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