1908年、樺太時代に日本が建てた「樺太守備隊司令官舎」は、最近まで軍事裁判所として使われてきたが、今年5月に軍事裁判所が新しい建物に移転したため、サハリン州裁判官評議会が歴史的、文化的に価値ある建造物として保存するよう、ロシア国防省とサハリン州政府に要請。ロシア軍の東部軍管区司令部がこの要請を承認したことから、ユジノサハリンスク市は所有権移転に取り組んでいる。樺太守備隊司令官舎は1917年頃から樺太博物館として利用された。1937年に新しい博物館が出来ると、樺太憲兵隊の本部として使われた。現存する樺太時代の日本建築としては最も古いとされている。(サハリン・インフォ2021/9/16)
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