国後島ユジノクリリスク(古釜布)で南クリル・リボコンビナート社が建設していた魚油・魚粉工場が完成した。検査を受けた後、11月上旬に稼働する予定。これまで捨てていた魚の内臓などの残渣から魚油・魚粉を生産する工場で、生産ラインはタイから輸入した。クリル社会経済発展プログラムの枠組みで実施され、サハリン地域開発公社が支援した。総事業費は33億ルーブル。年間5,000トンの魚粉と3,000トンの魚油を生産し、魚の養殖、家畜の飼料などとして国内外で販売する。リマレンコ知事は「1万2000人が暮らすこの地域に、新たに46の雇用か生まれる」と評価した。(サハリン・インフォ2021/10/6)
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