ロシア副首相が色丹島入り 現職閣僚は2年8カ月ぶり

 北方領土を訪問中のロシアのフスヌリン副首相は16日、自身のインスタグラムで色丹島を訪れたことを明らかにした。現職閣僚が色丹島を訪問するのは、2019年2月のノスコフ通信情報相(当時)以来2年8カ月ぶり。色丹島は、日ロ首脳が平和条約締結交渉の基礎に位置付けた1956年の日ソ共同宣言で、条約締結後に日本に引き渡すことが明記されているが、ロシアの実効支配を誇示した。(北海道新聞2021/10/16)

 ロシア人島民によると、フスヌリン氏は16日正午ごろ、北方領土を事実上管轄するサハリン州のリマレンコ知事らと共にヘリコプターで色丹島に入り、約3時間滞在した。

 フスヌリン氏はインスタグラムに、北方領土最大のロシア企業「ギドロストロイ」が、島中部の穴澗(クラボザボツコエ)に建設した水産加工工場や、住宅と公園の建設現場を視察する写真などを投稿。自身が魚釣りを楽しむ姿も紹介し「ロシアはここから始まり、日本はすぐ隣にある」と書き込んだ。

 フスヌリン氏はグリゴレンコ副首相兼官房長官とともに極東視察の一環で、15日に択捉島を訪れ、観光地などを視察。17日には、択捉島の中心地、紗那(クリーリスク)の病院や内岡(キトブイ)の水産加工施設を視察し、首都モスクワに戻る予定だ。(仁科裕章)

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