国後島と色丹島の道路を管理する南クリル道路管理事務所は作業員、エンジニア、メンテナンス担当職員など80人を雇用している。2009年から道路のアスファルト工事の準備に入り、2011年にユジノクリリスク(古釜布)の解放兵士の記念碑エリアに200mの舗装道路が初めてお目見えした。現在は、ユジノクリリスク—ゴロブニノ(泊)高速道路の47km-55km区間で工事が行われ、ユジノクリリスクからメンデレーエフ空港までの道路は快適なアスファルト道路に変わった。道路管理事務所のチーフエンジニアのバラノフスキー氏によると、現在、職員30人以上が色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)に出張し、村で最初のアスファルト道路の工事に従事している。「11月までにテレシコワ通りの500m、ソヴェツカヤ通りの2kmの舗装を完了し引き渡さなければならない」と話す。色丹島での初めてのアスファルト道路は、設計上の欠陥から十分に定着しなかったため、やり直しが求められた。資材はすべて国後島から輸送する必要があり、その入札が近く行われる。予定の工事を完了するには、800㎥の不活性材料(石、砕石)を輸送する必要があるという。また、10月9日にサハリン州政府のアレクセイ・ベリク首相が国後島を訪れた際、ゴミレフスキー市長はユジノクリリスク—オトラダ(近布内)までの6kmの舗装化を求めた。工事費は10億ルーブル以上と見積もられる。オトラダには現在3階建ての集合住宅8棟が建設され、公共部門で働く人々が暮らしている。ユジノクリリスク市内は土地が不足しており、ベッドタウンとしてオトラダの開発が計画されており、そのためにも道路のアスファルト化は重要だ。(kurilnews.ru 2021/10/15)
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